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アメショたんとの出会い

古い方のブログか、こちらのブログで確か詳しく書いた記憶があるんだけど、
検索しても一向に見つからなかったので…(^_^;)
アメショたんとの出会いの回顧録として、改めて記しておこうと思います。

かなり長文ですので、お時間あるときに読んでくださいm(_ _)m

続きます



アメショたんとの出会いは地元のペットショップでした。
今はイオンなどの大型SCにピカピカの綺麗なペットショップが入ってるのが当たり前の時代だけど、
16年ほど昔のその頃は、地元ではそこしかペットショップがなくて、お世辞にも手入れが
行き届いてる感じの綺麗なお店ではなかったです。


わたしはその日、仕事帰りにその当時飼ってた愛猫の為のご飯を物色しにペットショップを訪れました。
その頃12才だった愛猫はある病気にかかり手術をしたけれど既に手遅れで、あとはもう自宅でゆっくりと
療養させてあげるしか方法がない日々でした。
体力もなくなっており、ついにはご飯を食べない段階に差し掛かっていました。
食べてくれないのに少しでもいいから何か口にして欲しい一心で、地元の色んなスーパーを回っては
缶詰を買って帰る毎日でした。
ペットショップに行けばスーパーのフードコーナーには並んでないようなメーカーの物も
手に入るだろうと思い、寄ったのです。
自動ドアを入って正面が猫用・犬用フードのコーナー、左側には子犬や子猫の展示用
ブースが並んでいました。
店内に一歩入った瞬間、そのブースから異様な強い視線を感じて足を止めました。
「何か視線感じる・・・」
そちらを見ると、ブースの中でうごめく灰色っぽい物体が前足をガラスについて立ち上がり、
興味津々って感じでこちらを一直線に見ていました。
あまりに食い入るように見ているのでびっくりしながら近づいていくと、
そこには一匹のアメリカンショートヘアの子猫がいました。
正確には、子猫よりもかなり育ってしまった大きさの猫です。
そう、それがアメショたんでした。
「わ~…何て可愛い顔した子だろう…」
くりくりの丸い目を更にまんまるにして、まるで初めて人間を見るみたいにして、ひたすらわたしのことを
ジーッと食い入るように凝視していました。
何でてこんなに見てるんだろう?と笑ってしまうくらい、見つめてくる子猫。
試しにわたしが右に移動すると、アメショたんもブースの中で同じように移動しながら見つめる。
左に移動すると同じように左に移動して、見つめる。
綺麗なしま模様、整ったお顔、まんまるのお目目。愛くるしい口元。
その時のアメショたんの表情を、今でも鮮烈に覚えています。
まあ、今にして思えば「一目惚れ」てやつです。
しかしその当時は愛猫が大変な時期で、精神的にも金銭的にもいっぱいいっぱいだったので、
この子を更に家族に迎えてあげる選択肢は一切頭にありませんでした。
ふと張り紙を見たら、4月生まれのオス。
つまり、もう4ヶ月になってるのにまだ飼い手がない。
お値段も最初の14万円くらいから値引きされて10万になってました。
「アラー、ずいぶん安くされちゃったね(笑)」
何で売れ残ってるのか不思議なくらいでした。
こんなに可愛くて、しかも男の子なのに。
「ごめんね、わたしは無理だけど、早くいい人に見つけてもらってお家に連れて帰って
貰えるといいね」
じーっと物言いたげに見つめてくる子猫の側から離れがたかったけど、バイバイしてその場を後にしました。


それからほどなくして、愛猫はやはり虹の橋を渡りました。
その子を飼い始めた頃まだわたしは学生だったのもあるけれど、今と比べると当時はまだまだペットを
飼うことの責任意識は低かった。
田舎なので家の中と外は自由に行き来させてたし、ワクチン注射って何? 猫にも打つの?という
お粗末なレベルでした。病気で失ってようやく、「きちんと管理して飼ってあげればもっともっと長生き
出来たかもしれないのに」と深く後悔しました。
姉妹のようにして育ってきた子だったのでやはりショックで、わたしは猫を飼って初めてのペットロスと
いうものを体験し、元気のない日々が続きました。
「あの猫がまだいるかもしれないし、見に行ってみよう」
1ヶ月ほど過ぎたある日、母が唐突にペットショップに誘いました。
アメショたんと出会った日に、すごく可愛いのに売れ残ってた子がいたと話したのを
母は覚えていたらしいです。
「新しい子なんて要らない。それにあの子はもう売れてしまってるに決まってる」
傷心の日々で、正直言うとあのペットショップの子猫のことをすっかり忘れていたわたしは、
唐突な母の提案にビックリしました。
愛猫を見送ってまだそんなに経ってないのに、もう新しい子なんて…という憤りと、
愛猫に対する申し訳無さのようなものも確かにありました。
なのに、頭の中にあの時のアメショたんの顔がパッと浮かびました。
今の今まで忘れていた癖に、あの日アメショたんと出会った光景が一気に押し寄せてきて、
「ああ、あの子は今どうしてるだろう」と思うと、もういても立ってもいられない気分になったのでした。
「見に行くだけだから。それに可愛い子猫見たら気分晴れるよ」としつこく誘う母に乗せられて、
結局わたしはペットショップをもう一度訪ねました。


なるべく期待せず、でも内心ドキドキしながらお店に行くと、あの日と同じようにアメショたんが
ちょこんとブースの中でお座りしていました。
アメショたんはとても落ち着いていて、この前のように食い入るような目でわたしを見つめたりは
しませんでした。
訪れたわたしと母を、ブース越しに不思議そうに見ているだけです。
そんなアメショたんの姿を見た途端、わたしは不意に泣きそうになりました。
嬉しくて嬉しくて、罪悪感も何かもかもが一気に吹っ飛びました。
値札を見ると何と75.000円にまで下がっていました。
確かに、この前見た時より更に育って大きくなってる…(笑)
「抱っこしてみます?」
店員さんがブースから出してくれました。
仰向け抱っこはイヤイヤして嫌がったので、体を起こした状態でそっと抱っこしました。
小さくてあったかい体温。ふわふわの毛。
生き物の感触に、亡くなった愛猫の姿を重ねて胸がじんわりしました。
その瞬間に「この子は絶対うちの子!」と愛しくて愛しくて、仕方ありませんでした。
「連れて帰る!」と決断して母に言うと、まるで分かってましたと言わんばかりにニヤニヤして
店員さんに「7万円に負けてくれない?」と早速値切り交渉を始めました(笑)
※結局値引きはしてくれなかった(^_^;)


アメショたんを持ち帰り用の簡易紙ケースに入れて貰い、家に連れて帰る時の
あの幸せいっぱいな満たされた気持ち、今でも思い出すと胸がキュンキュンします。
夕飯時だったのもあり、ペットショップの帰り道にすぐ近くにある行きつけのステーキ屋さんに
寄ってお祝い(?)のステーキを母と食べてたんだけど、お店のご主人がゴミを出しに駐車場に行って
戻ってきたら、「車の中で小さい猫ちゃんが遊んどるよ~(笑)」って教えてくれて。
「ええっ」て慌てて見に行ったら、アメショたんがケースを破って出てきちゃってて(笑)
しばらく車の外からそっと観察してたら、アメショたんは車のシートによじ登ったり下りたり、
ダッシュボードや座席の上をビュビュン走り回ったり、ハッスルしどうしでした。
とにかくもう「元気有り余ってます!」て感じ。
狭い車の中でも、あのブースの中に比べたらずっと広い世界なんでしょうね。
やっと自由になれたのが嬉しい!って体中で表現してました。
このお店はアメショたんを家族に迎えた日の嬉しい記憶とセットになってます。
その後このステーキ屋さんへ行くたびに、あの時の幸せな気持ちと、まだ小さかったアメショたんを
思い出してあったかくて懐かしい気分に浸れました。
だから今はこのお店に行くのが辛いです。
アメショたんが亡くなってから、一度母に食べに行こうと誘われたんだけど、きっとこの時の気持ちを
また思い出して涙が止まらなくなりそうなので断りました。
まだまだ当分は行けそうにありません。


「ここが今日から新しいおうちだよ」
アメショたんはわたしの部屋の中をキョロキョロ見回していましたが、変に度胸のある子で
全然物怖じしたり怯えたりしませんでした。
初めての広い空間にまたテンションが上がりまくったのか、車の中以上にそりゃもう縦横無尽に
部屋の中を走り回りました。気が狂ったみたいな勢いでした(笑)
カーテンよじ登る、レールの上を走る、勢い余って壁に激突する(死んだかと思った)、
なまじ子猫より育っていて体格も大きいぶん、暴れまわると破壊力抜群です。
アメショたんは思った以上に活発でヤンチャな子でした。
こんなにヤンチャな子と一緒に同居なんて出来るんかいな…と若干の不安を感じたりしました。
寝る段になって「わたしと一緒に寝る?」と誘ってみたけど、アメショたんは急にモジモジと
大人しくなり、どこで寝たらいいのか分からなかったらしく、連れて帰ってきた簡易ケースの中に
ゴソゴソと潜り込んでそこで丸くなってしまいました。
我に返ってホームシックになったのか、アメショたんは急にしょんぼり、素っ気なくなりました。
そりゃね、ずっと1日中狭いブースの中で暮らしてたんだから、新しい環境に慣れるまでは
当分は仕方ないよね…と諦めてわたしもそのまま寝ました。
夜中、とにかく首が暑くて暑くてうなされてハッと目が覚めたら、何とアメショたんがわたしの
首の上で体を伸ばして寝ていました。
アチアチの体温とフワッフワの毛玉がわたしの首の上で寝ている…!
何て愛らしいんだろう。
きっとやっぱりひとりで寝るのは寂しくなって、わたしのところに来てくれたんだな~と思うと
胸がジーンとしてしまいました。
姉妹のような感覚だった先代猫とは違って、猫に対して初めて母性本能のようなものを
感じました。
(※しかし後にも先にも首にひっついて寝てくれたのはこの初日だけでした)
この子とうまくやっていける、とこの時確信しました。
それからアメショたんとの楽しい約15年半の生活がスタートしました。


この頃のわたしは亡くなった愛猫にしてやれなかった事、その後悔や罪悪感を
アメショたんをうんと可愛がることで帳消しにしたかったのかもしれません。
お外を自由に行き来さすのはやめて、完全室内飼いを決意したのもその反省があったからです。
愛猫を亡くした傷心をアメショたんという存在が癒してくれたのは勿論だけど、
アメショたんを飼い始めたお陰で猫と暮らすということが更に楽しくなったし、
色々と学ぶことも出来ました。
おかげで無責任だった飼い主から、少しは成長出来たと思います。
わたしは今でも、あんなに可愛い男の子のアメショたんがどんどん値引きされつつも、
ずーっと何ヶ月も売れ残っていたのは、アメショたんがわたしがいつか迎えに行くのを
辛抱強く待っててくれたからだと信じています。
だから勝手にこれは「運命の出会い」だったと思ってます。
あの日、フードを探しにあのペットショップまで行かなければ出会えなかった。
視力の悪いわたしが気づくように、「僕を見て、僕の方を見て」とアメショたんが一生懸命
合図を送ってくれたんだと思ってます。
アメショたんは結局うちの母が買ってくれた訳ですが、今まで母がわたしに贈ってくれた
プレゼントの中で文句なしに最高のプレゼントで、今後もうこれ以上のプレゼントは
ないだろうと思います。感謝しています。


アメショたんが亡くなる数時間前、力なく横たわるアメショたんに添い寝をしつつ
おかんはいっぱいいっぱいアメショたんに語りかけていました。
この時の出会いの話も勿論しました。
あんなことがあったね、こんなこともあったね、アメショたんはイタズラいっぱいしたね、覚えてる?
たくさん思い出話をしました。
そして小さな頭を撫でながら、おかんはアメショたんに一つだけお願いをしました。
「いつかもしまた出会える事があったら、その時も、あの時と同じように必ず
アメショたんの方から合図して知らせてね。おかん僕だよ!って教えてくれないと、
おかんは鈍いから気づかないかもしれない。絶対に約束だよ」


アメショたんはしっぽの先だけで小さくパタパタと振って返事をしてくれました。
約束だよ、アメショたん。


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Comment

No title
azusa #TSYj0gnw - URL
2015/07/12 (Sun) 11:59

ほんとに運命的な出会いだったんだね!!
最初にアメショたんもおかんと一緒に生活するようになる、って直感したんだと思う。
ほんとにかわいくて、誰からも愛される愛らしさなのに、おかんが来るのを待っていたっていうのは。
首の上に寝てた、ってそりゃ、びっくりだけど、すっごくうれしいことでもあったでしょう♪
それ、見てみたい(^^;;;

No title
nekoshashin #8nia95QE - URL
2015/07/13 (Mon) 22:12

azusaさん
>最初にアメショたんもおかんと一緒に生活するようになる、って直感したんだと思う。

そうなのかなあ(*˘▿˘✽)そうだったらいいなあ…

首の上で寝てるアメショたん、鼻息がクークー鳴ってて
ほんとに可愛かった。
次の日の夜も首の上で寝てくれるかも…て期待したのに
全然寝てくれなくてガッカリしたのを覚えてる(笑)
あんなに密着して寝てくれたのは初日のあの夜だけでした(^_^;)
そこもアメショたんらしい気がする…(笑)

No title
tawamama #- - URL
2015/07/15 (Wed) 01:15

一気に読んだよ~っ、ありがとね~

不思議だね~、あんなに可愛いのに 売れ残っていたのが・・・。
最後、7万5千円?ふふふ、うちの母ニャンは6万円だった(笑

それにしても、車でいきなり大暴れ?(爆
フツー、箱の中で震えている・・・とか
箱から脱出してもシートの下に隠れる とかだよねぇ?
よっぽど嬉しかったんだねぇ~
アメショたんの方が 最初の出会いで ビビビっ(古っ)て来ていたんだね~
「僕の飼い主、来たぁぁぁぁ」って(笑

もう、首に乗るなんて、ダメ押しだよねぇ?メロメロ決定!(笑
それもたった一度・・・・。
勿論寂しかったんだと思うけど・・・・作戦だったら、サスガあめしょたん!(笑

幸せな出会いだったんだねぇ。
私も母ニャンとは出会った事は幸せだったし、その日の朝まで
夜には自宅に子猫がいるなんて夢にも思わなかった出会いだったけど
今考えると生後50日位だったから、反対に可哀そうだったよな~って思うよ。
数分前まで、母猫に甘えて兄弟とじゃれていたのに、どこかの大きな動物にむんずと掴まれて
知らない場所に連れてかれて。ベタベタ触られて。
母ニャンは ずっーーーーーーーと タンスの裏に籠城して出てこなかったよ。
↑それを又、タンスの裏から取り出すという悪循環。
3日後には下痢が止まらず入院しました。
次に出会った時は、もうちょっとうまく出来る自信があるんだけどな~っ
(小さなゲージに入れて、温かくして、慣れるまでほっとく)

お着替えしたら、もう一度出会いたいな~っ。

「次は、もっと、もっと幸せにするよ!」
ってね。

No title
nekoshashin #8nia95QE - URL
2015/07/15 (Wed) 22:49

tawamamaさん
アメショたんと初めて目が合った瞬間のことを思い返すと
頭のなかの映像がスローモーション再生されるんだ(笑)
紗がかかってて、アメショたんのお目目がキラキラ~って感じで(^_^;)
相当記憶が美化されてると思うんだけど、でもアメショたんの可愛らしさだけは
美化する必要がないくらい、お人形さんみたいだったよv-238


下痢で入院って…Σ(゚Д゚)
そうか…母ニャンはすごくシャイな子だったのかな~?
生後50日だもんね、びっくりしちゃったんだね。
黒白ちゃんが我が家に来たのもそれくらいだったかも?
でも黒白ちゃんの場合は育児放棄されてたからとっくに
母離れは済んでてある意味助かった(^_^;)
猫も色々だね。

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