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覚え書き

何とか順調に1ヶ月が過ぎ、冷静に振り返れようになったので、今回の病気の発端に
なった経緯を覚え書きとして記録しようと思います。


■アメショたんが大量の吐き戻しをしたのが8月11日。
このとき後ろ足のフラつきがあり、今思えばこれが血栓症の重要なサインだった。

一晩様子を見て、元気ではあったけど心配だったので翌日、かかりつけの
獣医さんに連れて行く。まだ若干足元が覚束ない。
これが8月12日のこと。
血液検査、レントゲンとも異常なしとのこと。

でも血液検査項目の、CPKとLDHの数値が高い。
CPKは1284(正常値は<120) LDHは257(正常値は<50~100)。
どちらも心臓に関係のある数値。もともとアメショたんは心臓が少し弱いかもしれないよ、と
子猫の時に先生が言ってたような記憶があり、とても気になったので、先生に念押ししてみたが、
今は吐き戻した直後で数値が上がってるだけだろうから心配ない、と言われる。
今度、落ち着いてる状態の時に検査してみて、まだ数値が高いようなら
心臓を調べてみてもいいかもしれない、とのこと。
足のフラつきのことも話していたし、悠長なことを言わずに、この時にもっと私が粘って
心エコーなりを撮ってもらってたら、心臓の異変にいち早く気付けたかもしれない。


■病院から戻ってきても、相変わらずアメショたんの食欲は戻らない。
横になって、あまり部屋の中を動き回ったりしない。
翌日になっても食欲は戻らない。ダルそうで、時々胸が波打っているのを見て
どんどん不安になる。
病院に連れて行きたいが、今日からどこもお盆休み。
夕方からは渋々パートに出たが、アメショたんのことが気にかかり、仕事中にこっそりと
先生に電話で相談してみることにする。

病院にかけてみたら、やはり3日間のお盆休みということで先生は不在。
(この病院は自宅開業ではなく、先生が車で40分ほどの距離の実家から
毎日通いで来ている)
アメショたんの食欲が戻らず、時々息が苦しそうであることを相談すると
留守番のスタッフが先生に連絡を取り、折り返し、先生から直接私の携帯に
かけ直してくれるとのこと。
じりじりしつつ待っていたら、一時間ほどして、先生ではなく、先ほどのスタッフから電話。
いくらお盆休み中とはいえ、その時点で、病院の対応に落胆する。

「食欲が戻らないのは吐き戻して疲れているせい。今は休暇中で診て上げられない
から、土曜日になっても食欲が戻らないようなら病院に連れてきなさい」

土曜日まであと3日もある。あんな状態のアメショたんを、指を咥えて
眺めてろというのか。
先生からのその伝言を聞いて、私はその病院に見切りをつけることに決めた。
アメショたんが我が家にやってきたときから診て貰ってるお医者さんだが、
こんな肝心なときに、緊急の事態に何も対応してくれないんじゃ、これから先
お世話になる気には到底なれない。

パートを終えて急いで家に帰ったが、アメショたんの様子は変わらない。
ぐったりとして、横になったまま。
とにかく、誰かにアドバイスが欲しい。そう思った私は、先代猫の時にお世話に
なっていたもう一件の獣医さんを思い出す。
あそこなら自宅開業だから、お盆休暇中もひょっとしたら電話が繋がるかもしれない。
夜の10時過ぎだったが、縋るような思いで電話をかけてみると、先生ご本人が出てくれた。


■今までの経緯を簡単にお話して、未だに食欲が戻らないこと、そして呼吸が苦しそうで
あることなども相談する。
食欲が戻らないということは、吐き戻した以外に、何か別の要因があってそうなっている
可能性が高い、と教えてくれた。
どうしても心配ならば、休日診療になるが、朝イチで連れてきてもらえば
診ますよ、と有り難い言葉。すぐ、「お願いします」と約束して電話を切る。

「アメショたん、あと少しの我慢だから。頑張って。」
横になったままのアメショたんを励ましながら、夜が明けるのを待って
翌朝8月14日、その病院へ。
夜のうちに、アメショたんの今までの病歴、そして今回の経緯をなるべく
詳しく書いたレポートを作っていて、それを持参する。
12日に病院で血液検査してもらったときの結果表と、以前、元気だったときに
検査してもらった古い結果表も一緒にして先生に渡す。

最初のうちは割と楽観視しているような様子だった先生も、改めて血液検査をしてみて
CPKとLDHの数値がたった2日間の間に更に跳ね上がってるのを見て、厳しい表情に。
次にレントゲンを撮っていただき、心臓の輪郭がぼやけていること、湿潤している
ことが分かる。
「吐き戻したとき、足がフラついてたと言いましたね? もしかして血栓かもしれません」
病院に連れてきたときはまだ元気だったアメショたんも、この頃になると、
診察台の上に横になって、顔を上げるのも辛そうだった。
私の右手を腕枕にしたまま、先生の診察の手に、されるがままになっていた。
「血栓だとするとこれは厄介ですよ。厳しいことを言いますが、このまま治る見込みは
非常に少なく、一応もしもの覚悟をされておいたほうがいいと思います」
ショックすぎて、その時はまだ涙が出なかった。
アメショたんの前で泣かない方がいい、と気を張っていたせいもあるけど。


■心エコーを撮ってもらうと、心臓の弁のところに血栓がくっついていて、弁の開閉を
妨げていた。そのせいで、呼吸困難になっていたのだ。
足がフラついていたということは、足の付け根に走ってる動脈も塞栓症を起こしている
証拠で、その確認のために後ろ足の爪をかなり深爪して切ってもらったが、
じんわりとした遅いスピードで出血するだけで、やはり血の巡りが悪くなっている
とのことだった。
触ってみると、たしかに後ろ足がヒンヤリとしてとても冷たい。
もともとあまり体温が高くないアメショたんだったけど、ここ最近、やけに足の裏が
冷たかったのを思い出す。あれは塞栓症の兆候だったんだ。

とりあえずの処置としては、血栓を溶かす点滴をして、このまま2.3日様子を見たい。
こちらで入院して預かることになりますが、いいですか? と先生。
どうかよろしくお願いします、と深く頭を下げて先生にお願いした。
診察台を離れるときに、アメショたんが立ち上がって、前足の先を私の体にかけて
きた。「置いていくの」と言ってるみたいで、それがすごく辛かった。
もしかして、これが最期のお別れになるかもしれない。
先生に抱っこされたアメショたんに、最後にもう一度だけ心を込めて頭をナデナデ
してあげて、病院を後にした。
車に乗った途端、涙が出てきて止まらなかった。


■診察中、先生が私の疑問を察したのか、最初の病院で血栓症のことが
分からなかったのは、別に判断ミスがあったからではなく、12日時点での
この検査結果では無理ないことかもしれない、と苦しい(?)フォローをしていた。
同じ市内にある同業者だから、先生としてはそう悪くは言えないのかもしれないけど、
飼い主の私の気持ちとしては、やっぱり、あの時点であれだけCPKとLDHの数値が高く
なっていたこと、そして「足のふらつき」があったと私がきちんと話していたのに、
それを軽く見ていたのは、やっぱり1件目の先生の判断ミスではなかったのか?
と思ってしまう。
休暇中の診療を拒否られたことも、納得がいかない。
もしあのまま言葉を鵜呑みにして、土曜日まで様子を見ていたら
今頃アメショたんは助かってなかったかもしれない。
それを考えるだけでゾッとするし、今も、正直言ってその病院と先生には
激しい憤りを禁じえない。
今回はたまたま運よく2件目の先生に診て頂くことができ、アメショたんの頑張りも
あったお陰で命が助かったけど。
子猫のときから診て貰っていて、せっかくデータを蓄積していても、それを
生かす手がないんじゃどうしようもない。


■8月15日以降のことは、ブログで記している通り。


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